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寝室

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狭小な住宅を建てる際、少しでも快適に過ごせられるようにさまざまな工夫を施すかと思います。

その中でも狭小住宅の寝室について、設計のポイントやお悩み事例についてご紹介します。

狭小住宅を建てる際、寝室に悩むことも

狭小住宅は敷地そのものに限りがあるため、どうしても寝室の面積をしぼってリビングや玄関収納にゆとりを持たせたいと思う人が多いようです。

それ自体は間違ったことではありませんが、あまり寝室を狭くし過ぎると、毎日の睡眠が妨げられることもあります。

寝室は寝る時にしか使用しない人でも、毎日快適に過ごすためには、快眠できる寝室が必要不可欠です。

人によって快適な睡眠に必要なベッドの広さは違いますし、何人家族で住むのかにも異なってきますので、一概にどのくらいの広さの寝室が必要だとは言えません。

狭小住宅ならではの寝室設計ポイント

狭小住宅を建てる際は、自分にとっての快適な寝室は、最低どのくらいの広さ・高さなのかを考えてみましょう。そしてそれに基づいて、スペースを有効活用した寝室設計を行なっていくのです。

また、快眠のためには寝室環境を整えることも大切です。温度や湿度、風通しや日差しについても考慮します。広さ以外の室内環境が整っていれば、多少狭さを感じていても快眠できる寝室にすることができます。どうしても広さを確保できない場合は、広さ以外の工夫をしてみましょう。

寝室のドアや窓の配置に気を付けて、ゆったり感を確保

ゆったりして居心地の良い寝室を作ろうと思うと、8畳ほどは必要だと言われています。しかし狭小住宅ではそれほどの広さを確保することが難しいです。そのような時、少しでも安心感を持てる寝室設計にするには、ドアと窓の配置に注意することが必要です。

ベッドがドアに近いと、外から見られているような感覚になることがありますので、ベッドはできるだけドアから離しておくことが必要です。寝室の広さをそれほど確保できないのであれば、収納や家具を置くことを止め、できるだけドアから離れた位置にベッドを置きましょう。多少家族の気配を感じられるほうがいいという人は、ドアを作らず吹き抜けと階段でつながる寝室にするという方法もあります。

人は寝る時、窓よりも壁に近いほうが安心できます。窓にベッドが近いと外からの空気が当たって、健康によくありません。特に頭に冷気があたってしまう配置は避けるのがベストです。

窓はできるだけ東側、いっそ窓なしの部屋でもアリ

ぐっすりと快眠できる寝室にするには、西日の影響を受けない東側に窓がある部屋がベストです。西日によって部屋の温度が下がらないと、蓄熱により寝室の気温だけではなく、壁や家具の温度も上がってしまいます。そのため、夏は寝付きが悪く、快適な睡眠とはいえないでしょう。そのような問題は、エアコンでカバーできるとは言え、西日があたる部屋は寝室として使うのは避けたいものです。

東側に窓がある部屋を寝室にすれば、朝日と共に目覚めることもできますし、健康的な生活を送れるでしょう。しかし狭小住宅の場合、そもそも窓がある部屋を寝室として確保することは難しいかもしれません。その場合は、無理に窓にこだわらず、エアコンを使用してカバーすると良いでしょう。また、吹き抜けを利用するのも一つの方法です。

狭い家のメリットはエアコンの効きが良いことですので、温度や湿度もコントロールできるタイプのものを備えておけば、窓がなくても快眠できる寝室にすることができます。

家具をできるだけ減らし、寝室は寝るだけの部屋とする

狭小住宅の場合、収納や家具を工夫してスペースの有効活用することをおすすめします。寝室を物置代わりにできるように、家具や収納スペースを考慮した設計にしたいと思う人もいるかもしれません。

しかし、快適な睡眠環境を作るならば、寝室はぐっと狭くして、寝るためだけの部屋にすることがおすすめです。背の高い家具をおかなければゆったり感を演出できますし、間接照明だけにすればリラックス空間を作ることができます。快眠を妨げるテレビやパソコンは、寝室には置かないのが賢明です。どうしても収納が欲しい場合は、ウォークインクローゼットやベッド下の収納を利用しましょう。

寝室に向いているのは和室

畳の部屋を寝室として使い、布団で寝ることも快眠へとつながります。和室の色合いは、人間にとって筋肉を緊張させないベージュやグリーンが多いからです。また、窓や家具の配置に合わせて敷き布団を動かすことができるため、自分が安心できる位置で眠ることもできます。

畳は部屋を、夏は涼しく冬は暖かくしてくれます。狭小住宅のため、風通し、日差しの部屋を寝室として確保できないとしても、畳が室内環境を整えてくれますので、ある程度快眠をサポートしてくれます。

狭小住宅にはロフトがおすすめ

狭小住宅でよく取り入れられるロフトですが、収納スペースとしてではなく、寝室として活用することもできます。寝室に高さを求めない、狭いスペースでも安眠することができる、というタイプの人はロフトに布団を敷いて寝るのがおすすめです。

家を片流れ屋根にして、屋根裏スペースをロフトとして活用することもできます。風通しに気を付ける必要がありますが、スペースの有効活用としてはおすすめでしょう。片流れ屋根の下であれば、ロフト部分も十分な高さを確保しやすくなります。やはり圧迫感があると安眠が妨げられますから、ロフトと言えどできるだけ天井の高さは確保したいものです。

狭小住宅ならではの寝室施工事例

狭小住宅の限られた面積でも快適な睡眠がおくれるような寝室の施工事例をご紹介します。

ロフト活用の狭小住宅

寝室1
引用元HP:ホープス公式HP
https://archi-hopes.co.jp/gallery/北側採光の家/

都内の土地をできる限り活用するため、可能な限り床面積を確保してほしいというリクエストを受け作られたのは、スキップフロアやロフトを最大限活用した狭小住宅です。

家族の気配を感じつつ、パーソナルスペースも確保できるロフトは、寝室として活用されています。吹き抜けと大きめの窓に寄って十分な採光が確保されているため、照明は必要最低限。自然の光と木のぬくもりで、安心して眠れる寝室となっています。

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