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狭小住宅に便利な間取りプランの一つがスキップフロアです。スキップフロアとは、同じ空間に階段を設置して床の高さを変化させたフロアを設ける事。空間ができるものの明確な仕切りがないので狭苦しさを感じさせないのがメリットです。特に敷地に段差がある場合などは平らにならさなくてもそれを活かしてスキップフロアが作れるのでオススメ。半地下を作って倉庫や駐車場スペースなどにも活用できます。
東京のスキップフロアを用いた狭小物件施工例を集めました。マイホームをいかに広く仕上げるか3つの事例から解説します。
玄関を開ければ広々とした玄関。右の階段は2階リビングへ、左の階段は半階下の書斎&キッズルーム。リビングの半階上は天窓のある明るいダイニング。さらに三階に上がるとくつろぎの寝室。全く無駄のない窓を活用した明るい空間が特徴です。
1階はオープンキッチンとリビング。天窓付きで明るい空間です。2階は寝室で半階上にご主人の隠れ部屋的書斎。仕切りはカーテンで狭さを感じません。隠れ部屋の下は収納スペース。3階の子供部屋は仕切りなしワンルーム。将来的に2つの個室に。
狭小住宅でもスキップフロアを活用すれば、広く素敵な空間に。ここではスキップフロアの3つの活用法をご紹介します。
一般的な間取りでは廊下などで平面にて空間をつなぎますが、スキップフロアの場合、高低差を作り、縦に繋がりをもたせます。よって縦の立体的な空間を活用し使用できる面積を余すことなく、むしろ面積以上の広がりを持たせられるのが特徴です。また、実質的だけでなく縦につながる空間は視線の抜けも良く、視覚的にも広く感じるので狭小住宅でも狭さを感じさせないメリットがあります。
スキップフロアの高低差を活用することで、秘密基地やかくれんぼといった通常にない遊びができます。壁や扉など仕切りを作らないので通常デッドスペースになるところも活用できて家全体が活気ある空間となるのが特徴。この上はどうなってるの?とワクワクする空間を作れるのはスキップフロアならでは!
スキップフロアを設けると自然と段差ができ収納スペースや蔵を作りやすくなります。一般住宅では床面積1割程度が収納スペースですが、実質的には不足気味。しかし、スキップフロアなら自然と収納スペースが多くなることはもちろん、蔵を作ることも可能。蔵は収納面積を増やせる上に床面積にカウントされず固定資産税で有利になるメリットがあります。