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狭小住宅をメインに手がけるサオビを徹底リサーチしました。建築家の腕をデザイン力・技術力で分析し、東京に建てられた狭小住宅事例を載せています。
天窓やちょっとしたところに設置した台形の窓とか、明かりを採るだけでなく夜も月や星が見られて、自然も楽しめる家になりました。天井の高さも用途に合わせてフロアごとに変えるなど(リビングのあるフロアは高く、寝室は低く)できたのもサオビさんだからできたと思います。
とても静かな住宅地だったので、自然を感じられるようなデザインを依頼しました。手触りのよい木材を多用してもらって、風通しも抜群で気に入っています。
また、大手のメーカーでは多分できないと思うのですが、木材部分は自分たちで塗装させてもらいました。子供たちにとってもよい思い出になりましたし、ただお金を出して工事を頼むだけでは手に入らない満足感や愛着もあって、サオビさんに頼んで正解だったと感じています。
延べ床面積が16坪しかなかったので、思い切って天井の高さを通常の1.5倍にしてみました。部屋数を揃えるとどうしても各部屋が狭くなってしまうので、間仕切りを排除して広々としたワンルームを確保。
スキップフロアを採用したので、意外と平坦な印象にもなりません。天井が高いと開放感がありますし、2階はフルフラットにしたので、段差につまずいてしまう心配もありません。採光性もばっちりで、変わった設計ですが毎日上下階を移動するのが楽しいです。
広さよりも空間の質と広がりを意識した狭小住宅。フロアごとに床材を変えたり、キッチンも木製の特注品にするなど、家全体から木の温もりを感じる内外装の住まいです。ところどころ構造材が見える部分もあって、狭小でありながらも広さを感じさせてくれる設計が魅力的です。
場所…神奈川県横浜市
構造…木造
述床面積…66㎡
家を建てるにあたって、重視したかったのはデザインの柔軟さです。決まりきったデザインばかり手がけているようなところだと、どうしても狭小住宅のような空間が限られた家はうまくつくってもらえないんじゃないかという不安があって。
そのため、見積もりだけでも10社以上にはお伺いしました。中でも一番対応が丁寧だったのが、サオビさんに決めた理由です。
我が家の場合、手作りのパン教室を開催しているという関係上、玄関からキッチンへプライベートを守りつつ移動できる間取りが必要でした。サオビさんは、玄関を入ってすぐにダイニングキッチンになっていて、トイレへもリビングなどが見えないようにいける間取りを提案。
最初は紙の設計図だけだとイメージがうまく浮かばなかったのですが、3Dのソフトを使ってどういう空間になるのかプレゼンしてくれたので、ほとんど手直しをお願いすることなく間取りも決まりました。
専門家の方がおっしゃることって専門用語が多くてわかりづらいことも多いのですが、サオビさんの場合は噛み砕いた表現で伝えてくれるので、終始安心できましたし、仕上がりにも満足です。
生産緑地に隣接した旗竿地という事情もあり、窓のサイズや採光性など、見晴らしを大切にしてくれる業者を探しているときにたまたま知人からサオビさんを紹介されました。
間取り決めには結構時間をかけたのですが、結果としては大正解です。とくに重視したのが開放感で、1階と2階は吹き抜けでつなぎ、将来的に隣の生産緑地がなくなって家などが建ったとしても、2階からリビングへ明かりが入ってくるよう工夫しています。
2階にもバルコニーを3つつくり、どの角度の景色でも楽しめるようにしてあるのも、自慢のポイントです。
階段もスケルトンですし、スキップフロアも採用しているため、全体的に狭小地ならではの狭さは感じません。設計士の方は終始暮らしていく上での快適さや採光性について細かくアドバイスをしてくれて、本当に助かりました。
外観についても、片流れの屋根をいくつか組み合わせることで、遊び心のあるとんがり屋根を実現。見た目は黒やナチュラルな木材の色なので落ち着いた雰囲気があり、造作のテーブルなども設置したので購入する家具の量も減らせました。友人たちからの評判もよく、満足しています。
狭小住宅をメインに、土地探しから設計、施工、建設後のアフターサービスまでトータルサポートしています。
土地の情報は提携の不動産会社から仕入れ、施主の要望にあっている物件には同行してもらうことも可能。
その場でプランを提案したりアドバイスをもらうこともできます。
プランが決まったら数社の工務店に見積もりを提示してもらい、予算や職人の対応、施主との相性などから建築会社を決めます。
施工中もサオビが建築家として、責任を持って定期的に現場を監理。また家具などのインテリアの設計も、こちらで対応してくれます。
狭小住宅専門ということもあって、バルコニーや外部空間をインテリアに取り込むなどのノウハウも定評です。
サオビの営業エリアは東京都内を始め、川崎・横浜一帯までもカバーしています。
公式ホームページに紹介されているサンプル物件を見ますと、横浜の鶴見・大倉山、品川区や大田区の大森・大岡山・雪谷、小平市に板橋区、練馬、国分寺と都内全域に散らばっていて、その対応範囲はかなり広くなっています。
もちろん東京周辺の地域も対応可能ですので、ご要望の際は窓口へお問い合わせください。
サオビでは、実用性を伴わないおしゃれなだけの住宅デザインを行っていません。あくまでも、狭小地という限りのある空間内を最大限に活用して、家族全員が快適に暮らせるような間取りや収納を工夫してくれる点が、サオビのこだわりであり魅力です。
狭小住宅の問題点は、土地の広さや容積率、高さ制限などの関係から天井が低く、圧迫感のある空間になってしまいやすいこと。
しかし、サオビでは縦空間を広げる吹き抜けデザインを活用することで、視界の圧迫感を解消し、さらに上階からも明かりを取り込むことができるよう工夫しています。吹き抜けはリビングを中心に採用されることが多いデザインなのですが、サオビの場合階段部分にも採用しているケースが多いです。
一般的な折り返しの階段を使うのではなく、螺旋階段を設置することで、圧迫感を解消しつつおしゃれな住空間をつくっています。螺旋階段は、省スペースで設置できるという意味でも狭小住宅向きのアイデアです。
さらに、螺旋階段をスケルトンにして、光が届きにくい廊下や階段下のスペースに十分な採光性を確保している点も見逃せません。
快適な住空間にこだわりを持つサオビは、狭小住宅に中庭を設けるデザインも得意です。プライバシーの保護を考えると、外に面する壁面に大きな窓を持った住宅はつくりづらいもの。
そこで、あえて中庭をつくって光一杯の空が見えるようにすることで、開放感を確保しつつ光や風といった自然環境も取り入れているというわけです。
中庭をつくれば室内の明るさも確保できますし、さらに吹き抜けと合わせれば中庭でも十分景色を楽しむことができます。狭くてもマイホームには庭が欲しいという方は、サオビに相談してみましょう。
狭小住宅の間取りを悩ませる問題のひとつが、どうやって空間を区切るかという悩みです。部屋数を多くしすぎたり、一部のスペースを広くしすぎたりすると、その他のスペースが圧迫されてしまいます。
サオビでは、襖や棚などの移動式間仕切りを使って、間取りの変更にも対応。移動式なので大胆な模様替えやバリアフリーにも対応できますし、半透明のアクリル材などを使えば、間仕切りを動かしても採光性が損なわれてしまう心配もありません。
サオビでは、壁面収納や中二階、階段の段差といったデットスペースを活用することで、収納スペースも確保しています。デザインの邪魔にならない大容量の収納は、実用性も十分です。
会社名 | 一級建築事務所 サオビ |
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所在地 | 東京都渋谷区南平台町9-13 |
2021年6/30時点でのGoogle検索「狭小住宅 東京」の上位表示10社のうち、狭小住宅(30坪(99.1736㎡)以下)の施工事例が30件以上ある会社を、検索上位順にピックアップ。
ホープスは独自のヒアリングとワークショップで理想を超える住まいを提案。SE構法を駆使して狭小住宅でも開放感と耐震性を実現し、技術力の高さでプレミアムパートナーに認定されています。設計から施工、保守管理まで一貫したサービスを提供しています。
ブリス/BLISSは、制約の多い狭小地でも遊び心ある家づくりを目指し、7つの住宅プランとインテリアサービスを提供。顧客とのしっかりした打ち合わせと柔軟な対応で、ローコストながら質の高い住宅を実現する会社です。
設計工房/Arch-Planning Atelierは、狭小住宅や変形地の設計を得意とし、採光と空間利用を最大化。耐震等級2以上の長期優良住宅設計と自然素材を使った健康配慮のある家づくりで、住む人の安全と快適性を追求します。
スモールハウスは、建築家選択から総合プロデュースを行い、顧客ニーズに合わせた家づくりをサポート。SE構法を用いた建設で、狭小地でも中庭やバルコニーを設け、ゆとりある空間を実現。土地探しから設計、工務店選びまで一貫して相談に応じています。
リバティホームは、一生に一度の家づくりを素敵なデザインで実現することがモットー。コンテストで磨かれたデザインスキルと50年以上の歴史を持ち、地域密着で借地や風の流れなどの細かい提案をしてくれる、経験豊富な建設会社です。