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人口密度が高い東京都において、狭い土地をうまく利用した狭小住宅が注目を集めています。
土地の価格が高くスペースに限りがあるために、都内では狭小住宅のニーズは大きく、狭小住宅を得意とする業者も豊富に存在しています。
一般的に狭小住宅とは敷地面積が15坪前後の物件が基準になっており、非常に狭くて住みにくい家を連想するかもしれませんが、建て方によって工夫すれば縦に広い空間を作り上げることができます。
ここでは、狭い土地を有効活用してコストダウンの際に注目するべきポイントをご紹介しましょう。
建設時にかかる費用だけを見ると、鉄筋コンクリート(RC)は木造よりもコストのかかる選択肢であるかに思えます。しかしメンテナンスや耐久性を考慮すると、一概にはそうとも言い切れません。 国税庁が制定する、防水性をはじめとしたいくつかの要素から判断される「法定耐用年数」によると木造で22年、鉄骨で34年、鉄筋コンクリート造では47年と設定されています。
だだし耐用年数がイコール建物の寿命だというわけではなく、構造素材とメンテナンスによっても異なることには注意が必要です。その点を考慮しても、長期的なコストパフォーマンスを考えると木造よりも鉄骨や鉄筋コンクリート造の方が長く良い状態が保てると言えるでしょう。
建設の際にかかるコストには、その行程に関わる人たちに支払う経費が大きく関わってきます。業者を選ぶ際には、安全に施工できる範囲のなかで、工事に必要最低限の人員で無駄なく作業ができるようにコスト削減のことを考えてくれるかどうかにも注目してみましょう。使用する構造素材によっても必要な人員は増減します。
たとえば鉄骨で建てる場合には、コンクリートの打設回数を減らすことで人件費を削減できる場合もあります。それに加え、鉄骨の工期は他と比較しても短い傾向にあるので、足場のリース期間が短縮されるためにコスト削減をすることもできるでしょう。
しかし、その代わり工場での準備段階に費用がかさんでしまうなど、他の部分で相殺してしまう可能性もあります。 それぞれに長所と短所があるので、よく検討することが必要ですね。