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狭小ならではの外観デザイン

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外観・内観デザインにこだわるべき理由を解説します。狭小住宅ならではの色や光の取り入れ方などを紹介しています。

狭小住宅=デザイン住宅という考え方

どんな住まいでも、自分なりのこだわりをすべて反映させるのは難しいもの。
広さに限りがある狭小住宅の場合、こだわりを反映させる場所や設計も限られてくるので、どうしても他と同じような家になりがちです。

狭小住宅においては、設計はもちろんですが様々な工夫を凝らして、狭く感じさせないデザインも重要な要素になってきます。
ある意味、狭小住宅はデザイン住宅と同じといっても過言ではありません。

例えば外観デザイン。狭い家でも、存在感のある家を見たことはありませんか?

それは単に目立つというだけでなく、シンプルだけどバランスの取れたフォルムの住まいであること。
ぱっと見て広く見える色を使っている、これがキーポイントです。

一般に、広く見える色は白や淡いブルーなどの寒色系だといわれています。
こうした色を基調とした外観を考えてみてはいかがでしょう。

もちろんそれだけでは寂しいので、アクセントとなるカラーを施します。
アクセントカラーがあまり多いと、スタイリッシュさに欠けたデザインとなるので注意。
できれば3色ほどに、全体面積の2~3割程度に納められたらベストです。

ほかには、1つのカラーで統一したシンプルな外壁も、狭小住宅におすすめのデザインです。ミニマムサイズの住宅だからこそ、外観にもミニマムなデザインを取り入れることで、モダンで存在感のあるイメージを演出できるのです。シンプルなだけでなくアクセントも加えたいという方は、目隠しに木製の枠を取り付けるなどすれば、一味違った印象を出すことも可能でしょう。

さらに、コンクリートの打ちっぱなしにするという選択肢もあります。デザイナーズマンションを思わせるような洗練されたイメージの外観に仕上げられるでしょう。コンクリートは耐久性に優れた素材のため、外観に採用することで、強度が高く長持ちする住宅を作ることができるメリットもあります。

素材を工夫するという点では、レンガを取り入れた外観も海外のような雰囲気が出ておしゃれです。外壁のベースカラーには、ホワイトなどの明るめのカラーで塗装し、部分的にレンガを取り入れれば洋風のデザインに仕上がります。レンガを取り付けた部分は塗装する手間が省かれる上、レンガの耐熱性が高いため、火事対策としても役立つでしょう。住宅が立ち並んでいる東京の土地で狭小住宅を建てる際には、火事への対策も重要なため、高い機能性を発揮してくれる素材として、レンガを有効活用するのもおすすめです。

デザイナーとも相談しながら、ぜひあなたの理想が叶う外観デザインを作り上げていきましょう。

内装も広く見えるこだわりを

風や光をいかに取り込めるかという点も狭く感じさせないポイントです。
つまり、外と一体に感じる住まいであること。

具体的に狭小住宅でよく取り入れられているのは、家の中に光を取り込むための天窓です。狭小住宅の周辺は、住宅が密集していて隣家との距離が近いこともよくあります。そのような環境では、住宅側面から光を取り入れることが難しいため、天窓を付けることで、外からの光を入れるのです。天窓だと、近隣の目が気にならず、よりプライバシーに配慮された住宅にできるという利点もあります。

また吹き抜けも、明るく開放感のある住宅づくりに役立ってくれます。吹き抜けを設けて、住宅の上下階を1つの空間にすると、縦に広がった空間が生まれます。そして、吹き抜けの上部に窓を取り付ければ、上からの光が屋内に差し込み、昼間に明るく過ごせるのです。

ほかには、勾配天井と天窓を組み合わせて光を取り込むことも可能です。勾配天井とは傾斜が付いた天井のことで、立体的な空間を作りだしてくれるため、狭小住宅でも活用されているデザインです。そして、勾配天井に天窓をプラスすれば、立体的に広がった空間に明るさも加わるので、狭小地であることを感じさせない住宅にできるでしょう。

このように、光の取り込み方に工夫を加えることで、狭く感じない空間づくりができるのです。

また光を取り込むことと同時に、スペースをうまく活用することも重要です。

狭小住宅では、1階や2階といった通常の階層だけでなく、中2階を作るといった工夫が凝らされることもあります。中2階など、床の高さを少しずらして作ったスペースは、スキップフロアとも呼ばれていますが、家の中の目線に高低差が出るので、より多くの部屋があるという印象を出すことができるのです。実際に居住スペースや収納スペースを増やすことにもつながるため、子どもが遊ぶスペースや書斎、作業・収納スペースなどとして取り入れてみるのも良いでしょう。

さらに、デッドスペースをとことん使い切ることも、狭小住宅のデザインにおいては欠かせないことです。例えば、階段の下や、壁、小屋裏などは、狭小住宅で活用される代表的なデッドスペースです。

階段下の空間にはクローゼットタイプの収納を設けたり、階段の側面を活かした引き出しや本棚としてデザインしてもおしゃれに仕上がります。収納スペース以外にも、トイレスペースとして使われることもよくありますし、ちょっとした書斎や作業スペースを設けても、落ち着ける空間になるでしょう。また、洗濯機置き場に使われることもあるなど、アイディア次第でさまざまな活かし方ができるので、ぜひ自分に合った活用アイディアを見つけたいものです。

壁の場合は、壁面収納として利用されることが多いです。10cm前後の奥行で棚を埋め込めば、本などの収納も可能。壁面から出っ張らないので、すっきりと見せることができるのが利点です。デザイン性も高いので、おしゃれな見せる収納スペースとして取り入れても良いでしょう。

そして、屋根との間にある小屋裏スペースは、その収納力が魅力。狭小住宅でも、収納やロフトスペースとしてよく利用されています。限られた面積で十分な収納空間を確保するためにも役立ってくれますし、隠れ家のようなロフトスペースを作れば、狭い面積ながらも遊び心のある魅力的な住宅が作れます。

加えて、キッチンやダイニングの床下など、まだまだ収納として有効なスペースはあります。それぞれの希望を叶えるためのアイディアを駆使して、住み心地の良い居住空間を生み出しましょう。そうすれば、実際の面積よりもずいぶんと広く感じられる狭小住宅に仕上げられるのではないでしょうか?

最近はナチュラルブームに反映してか、無垢材や漆喰・珪藻土などの自然素材を生かした住まいも多くなっています。
自然素材を取り入れた住まいは、優しくて落ち着きのある空間を作り出します。
こうした素材や空間デザインを提案してくれる建設会社を選ぶことも、1つの指標としたいところですね。

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